日本政策金融公庫とは、2008年に四つの政府系金融機関が統合して発足、資本金の全額を政府が出資している政府系金融機関です。
民間の銀行から資金調達を受けにくい中小企業や、これから起業する方などへの融資を行っています。とくに創業資金には積極的ですから、起業家が利用しやすい金融機関と言えます。
日本政策金融公庫は政府系機関ですから、国民から「存在意義があって必要だ」と感じてもらうことが存続するために必要です。「創業融資」は存在意義をアピールするために有効なものといえるので、とても注力しています。
しかし、返済してもらえないような先には決して貸しません。1件でも返済できない先が発生してしまうと、その損失を取り戻すのは大変だからです。ですから、起業家が審査をパスするのは、それほど簡単なことではないのです。
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・「起業したいけどお金が足りない」
・「創業してしばらく経ってキャッシュが不足してきた」
という経営者に、必要な融資をうまく引き出すための本当のコツを、日本政策金融公庫に26年間勤務した経営コンサルタントがご説明します。 「公庫融資成功のコツ」はこちら⇒
メリットは、大きく分けて3点あります。
メリット1
民間の銀行などに比べて、これから起業する方や創業間もない方がお金を借りやすいということです。
メリット2
利率が比較的低く(基準利率2.15%)、最後まで変わらない「固定金利」であることです。
メリット3
日本政策金融公庫から融資を受けると、それが「呼び水効果」となって銀行からも借りやすくなるということです。
しかし、彼らも金融機関ですから、必ず融資を受けられるというわけではありません。審査をパスする必要があるのです。そのためには、「どんなところをチェックされるのか」ということを理解して、しっかり事前準備をすることが重要です。
日本政策金融公庫では、起業前もしくは創業から約5年以内の方を対象にした「創業融資」を提供しています。
代表的な制度
・「新規開業資金」
⇒ ほとんどの業種が対象
・「女性・若者・シニア起業家資金」
⇒女性または30歳未満か55歳以上の方が対象
「女性・若者・シニア起業家資金」は機械や車など「設備」に関するもので、特に利率が低い(1.75%~)のが特徴です。
また、担保も保証人も要らない「新創業融資」という制度もあります。一般的に担保とか保証人を出すのは難しいので、これを希望される方が多くなっています。
さて、いろんな制度は用意されていますが、いざ申し込みをしても断られてしまう場合も多いのが実態です。
それはなぜでしょうか?断られる理由は、端的に言うと「ちゃんと返済できる」と信用してもらえないからです。審査する側の立場からみると、創業して失敗する人も少なくないので、貸し倒れになるリスクが高く審査は慎重になるのです。
審査にパスしない企業は、次の3タイプに分けられると思います。
① 成功する見込みが乏しい企業
② 計画を練り直せば成功する見込みがある企業
③ 成功見込が十分にあるのに、プレゼンテーションが上手でない企業
以上のうち、①の方は仕方ありませんが、②と③の方は、しっかりとした事前準備をすれば、審査をパスする可能性があるのです。
・「起業を成功に導くためのコンサルティングも行っています。
無料面談も行っていますので、お気軽にご相談ください。
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起業融資成功のコツとは?
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